2月の下旬、ついに幸福の花のつぼみがポロポロ落ち始めたので、
私は思わず語りかけました。
「お願い、咲いて。 待ってるから。 ひとつでもいいから咲いて見せて。お願い」
きっと私、必死で悲痛な叫び声だったのでしょう。
驚いたのは、その翌朝。
まるで、その声が聞こえてたんじゃないかと思うくらい、
律儀に、本当にひとつだけ、花開いたのです!
それっきりこれっきりで、またポロポロ・・・。
本当に最後の力をふりしぼってくれたんでしょう。
ちゃんと匂いもかがせてもらったよ。
ありがとうね、可愛い可愛いプチ開花。
ちゃんと全部咲かせてあげられず・・・・・ ごめんね。